RIVETとは

(すみません、まだ作成途中です)
RIVET(リベット)は、平本正博が作るハンドメイドルアーです。
RIVETという名前は、ある雑誌の公募で決まったものです。
「人と魚をつなぐもの」としてリベット(工具)の役割からもきています。

RIVETという名前がつく前は「ウォータースメルト」「ポンドスメルト」或いは「平本ルアー」とも呼ばれていました。
これが「ポンドスメルト」(1970年くらい)です。
当時のハンドメイドルアーといえば「BIG-O」や「レイクラウンド」、「HMKL」や「ムラセミノー」などでしょうか。
HMKLやムラセミノーはお持ちの方も多いと思うのでここではBIG-O、レイクラウンドを画像で紹介します。(管理人の手持ち)
この頃のルアーです。
さて、HMKLと出会いリアルさが増してきました。
これはウレタンコーティングのころのものです。
こんな感じでお腹にスタンプのものもありました。
少し時間た経ち、アワビを貼ったりもしています。
その後は銀箔を貼ってヒレを付けたり・・(サバ皮も貼ってありますね)
顔をリアルにしてみたり・・
セルロースセメントコーティングになったりと色々と試行錯誤していた時期でした。
そして、1980年代になり当時の代名詞ともなった上反りのオイカワが出始めました。
写真は1987年製の平本リベットです。
そうそう、リベットには型紙が無いので(バルサに直接絵を描いて削る)
同年代のものでも形が全然違ったりもしています。
両方とも一部の人に人気のイエローテールですね。

そして、リベットは釣り業界を抜けだしデザインの世界にも顔を出しました。
「デザインの現場」という雑誌の中では・・・
出ました!リベットのキャッチフレーズ「スレたサカナも恋する美形」
何を隠そう、平本自身が考えたフレーズだったりしますが・・・

※見開きの写真が酷いですね・・そのうち入れ替え・・・するかな?
しかし、この後、少しして平本は家の事情でリベットの作成を辞めることになります。
もともと手に入りづらかったリベットが本当に手に入らなくなりました。

そして、約10年。再び平本はリベットを作り始めます。
しかし、腕も大分落ちていて勘を取り戻す作業・・をするのかと思えば
アワビを貼るのが楽しくて市販のルアーにアワビを貼りまくっていました。
写真はボマーのロングAです。
ただそれが良かったのか細かい鱗模様を描く動作や塗装の技術も戻ってきたことで、2002年頃から本格的にリベット作成が再開されました。
これが2002年製の上反りオイカワです。
再開後のトピックと言えば、
銀箔アワビの発表、SDの発表、セミの発表、蛾の発表、リアル顔、スーパーリアルタイプ・・と立て続けにバリエーションが増えていきます。
SDは元々エリアでの大型レインボーを釣るために設計されましたが、埼玉のNさんのように天然のレインボーを釣るために使ってくださっている方や、バスなどにも使ってくれている方もいます。
そして、セミ。これが試作品です。
はい、リベットではなくティムコのルアーのリペイント。(これは笑っちゃうくらい釣れました)
少し前から「セミを作ろうと思っているんだ」と言っていたので
リアルなペイントのものを想像していましたが、出来てきたのは鳥の羽根をまとったものでした。
ただ、虫感はあったもののリアルさに欠けたのか鳥の羽根を使ったものはこの1品だけでその後はすぐに蛇皮仕様となり蛾とともに・・・
この辺りはメニュー「RIVET紹介」内の「2015位までの虫系」のページで少し紹介してあります。

一部、画像を持ってきますと
作成中のものと、完成後のミンミンゼミです。
セミは春ゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、エゾゼミの4種を作ったと記憶しています。

(続く・・)